クラゲ、ウミウシのぬり絵用イラストを描く!
I drew illustrations of jellyfish and sea slugs for coloring!
2025.03.30
クラゲとウミウシが好き。
僕はクラゲとウミウシが好きです。
本体の動き、触手の動きが幾何学的に整っていて、とても綺麗だと素直に思います。
ダンサーの揺れるドレスや、風に吹かれるカーテン、オーロラの映像を見た時みたいな印象+元気に動き回るハリのある生命感が、僕に元気をくれます。
ウミウシの実物は、図鑑や映像、グッズからイメージするよりもとても小さくて驚くけど、ゆっくりとした動きや様々な色彩やディテールが、生きた宝石や鉱石を眺めてるみたいな、ファンタジー感を僕に与えてくれます。
サイズが小さく、小さな水槽に入ってることが、宝石箱眺めてる感をより一層強めます◎

クラゲのイラストは難しい!
今回のウォット春の企画「クラゲ&ウミウシ展 〜ふわふわキラキラな世界へ〜」内で募集するクラゲのぬり絵は、クラゲとウミウシの印象を表現したい!と思って描きました。
しかし、いざ描くと、なんか汚い印象になるんですよ…クラゲ……。
模様や、触手の生え方が、幾何学的なイメージから少しずれちゃうと、なんだか病気のような印象になってしまって、とても「色を塗ろう!」って気がしなくなります……。
かといって、幾何学的にガチガチに整った形を描くと、ロボットのようになって、まるで生命感が表現できない……。
この中間を描く!幾何学的な美しさと、生命感あるハリと柔らかさを同時に描く!
このイメージでクラゲを描きました…かなり描き直しました◎

ぬり絵の絵で気をつかうこと
僕は、「ぬりたい!」って思わせる絵が「ぬり絵の絵」だと思っています。
生命感の無い生き物ぬり絵は、「ぬりたいーー!!」とならないし、塗ってる時も生き物を感じにくい気がします。色をぬりながら、ぬり絵の輪郭線を手で感じることが、生き物の生命感を人に伝えると信じています。
今回のぬり絵は、ディテールが複雑で、難易度が高いものになっていますが、でも「ぬりたい!」と思える生命感のある作品になったと思っています◎
※ぬり絵企画は、ウェブサイトから参加でき(自宅や学校などで塗った作品を募集)、入賞者5名様には豪華賞品があります◎ぜひとも参加をば!

水族館っていい!
クラゲは、海で出会うと毒持ち場合があって怖がられたり、ウミウシはだいたい海の底に住んでいて初めて見るウミウシの仲間は浅瀬にいる大きなアメフラシだったりで、これらの生き物は第一印象が怖かったり気持ち悪かったりすることがほとんどだと思います。
でも水族館でのこれらの生き物との出会いは、水槽ごしなのでとても安全で、また横からその生き物の目線に合わせて観察することができるので、とても穏やかです◎
穏やかに、落ち着いた状態で生物と出会えれば、「気持ち悪さ」も「興味深さ」として捉えられると思います。
だから僕は水族館が大好きです◎
